コメントの書き方
「〈!–」と「–〉」に挟まれた部分がコメントになります。ブラウザには表示されないので、編集時にメモを入れたりするほか、一時的にに文書の一部を隠したり、タグを無効にしたりするときなどにも利用できます。
例:〈p〉コメントのサンプル〈/p〉
〈!–交信記録やメモ書きにつかえます–〉
〈p〉コメントの部分は表示されません〈/p〉
〈!–交信記録やメモ書きに使えます。
複数行になっても大丈夫。–〉
開始部分の「〈!」と「–」の間には空白を入れず、必ず続けて記述してください。終了部分の「–」と「〉」の間には空白があってもいいことになっています。また、コメントの内部に連続したハイフンを入れることは避けてください。
特殊な文字の表示
タグの表記に用いられている記号(〈、〉、&など)や、キーボードでは入力できない文字・記号といった特殊な文字をブラウザに表示させるには、「文字参照」という方法を使用します。文字参照は「&」から「;」までの書式で成り立っており、「å」のように文字の番号を指定する「数値文字参照」と「<」のようにキーワードを指定する「文字実体参照」とがあります。
キーワードは大文字小文字を区別します。また、実際に表示できるかどうかはユーザーの環境により異なります。
文章型定義
使用できる要素や属性の特色、用法などを、HTMLの各バージョンごとに記したものを、文書型定義と言います。
実際にHTML文書を作成する場合には、どのバージョンい基づいた文書であるのかを、まず宣言する必要があります。これを文書型宣言と言い、〈!DOCTYPE~〉の書式で記述します。該当するものをそのまま文書の冒頭に書いてください。
HTML4.01では構造と見栄えの分離を目指しつつも、当面は旧バージョンとの互換性も考慮しようという姿勢から、3種類の文書型定義が用意されました。この3種類の文書型宣言の書式はそれぞれ次のようになります。
・HTML4.01scrict DTD
もっとも厳密で、正確な仕様です。非推奨の要素や属性は省かれており、フレームも仕様することはできません。HTML文書を作成するにあたってはこのDTD西違うのがもっとも望ましいのですが、厳しい制約があるため、文書の作成も難しくなります。
非推奨の要素
HTML4.01transitional DTD
上記のstrict DTDに非推奨の要素、属性が加えられています。しかし、インラインフレームを使うことはできません。strict DTDに比べて扱いやすいDTDですが、従来のバージョンとの互換性を考えた以降用の仕様であり、廃止される予定の要素や属性が含まれていることに注意する必要があります。
・HTML4.01frameset DTD
上記のtransitional DTDにフレームが加わったものです。
後半のURLは省略することもできます。ただし、ブラウザによってはこの部分を記述するかどうかで表示結果が変わることもあります。特にCSSを利用する際に違いが現れやすいので、注意が必要です。
なお、私はシステム識別子を省略しない文書型宣言を用いて動作確認を行っています。